貸倉庫の現地調査でチェックしておきたいポイント

貸倉庫の現地調査でチェックしておきたいポイント

貸倉庫の現地調査でチェックしたいのは、交通のアクセスだと最寄り駅・高速道路インターへの距離、事業内容の希望に合った立地条件かです。
渋滞の有無や細い道があるかなど実際に確認してみないとわかりませんし、荷物の出し入れで接道する道路がトラックが通れるかも大事です。
用地地域は倉庫業と自家用の倉庫で分かれていて、自家用は第二種住居地域に建築出来るので周辺に住宅地があると、環境次第で荷物の搬入・騒音への配慮が必要です。
これは地図だけだとわかりくいため、現地調査で実際に周辺の雰囲気も調べておくと安心です。
貸倉庫は災害リスクも重要で、地震・台風などが発生した時に被害を受けるエリアかどうか事前にハザードマップで確認し、従業員を配置するなら避難道路などの安全に関しても配慮が必要です。
荷物の搬入のため出入口のサイズも計測し、サイズが大きい荷物を保管する予定なら、倉庫の内部の広さ・書類上のデータ以外に天井の高さ・梁の有無も大事で広くても梁があると想定量の荷物が置けないこともあります。

貸倉庫の中に室温の違った部屋を作ってアピールする

貸倉庫を運営している会社にとって、スペースを余らせる事は商機を逃し続けている事と同義です。
そのため、たくさん営業をかけて隙間無く物を入れる様にします。
ただしその営業活動にも限界はあるため、倉庫側でも出来る事をする必要があります。
その一つが、特定の部屋の室温を調整する事です。
商品の中には少し低い室温で保管しなければならないものがあります。
冷凍や冷蔵ではなく、そこまで常に冷やさないといけない訳ではない日本酒などが対象です。
長持ちはするのですが、温度には敏感な商品なので倉庫にそのままおいておける訳ではありません。
会社の方針としてそれらの特殊な商品を扱うために、貸倉庫に少し低い気温の部屋を設けて、そこで営業を掛ければ仕事を取るのは簡単でしょう。
どこの貸倉庫でもある設備ではありませんし、そういった部屋があるだけで準備が万端だという事が伝わって、信頼してもらえるはずです。
普通の貸倉庫を運用している会社はたくさんありますが、このような独自性が出せるのは知っておくといいでしょう。